一様ではない 「art space tetra」

 

第3回目のアートスペース見学は、福岡・博多にある「art space tetra」です。

 

本日の講師は、古賀義浩さん
2014年からart space tetraの運営メンバーとして活動をされています。
また、個人でもアーティストとして作品を制作しながら、福岡を中心に発表をされています。

 

art space tetraは、2004年に設立され今年で14年目を迎えます。
GALLERY SOAPもそうでしたが、10年以上続くスペースはめずらしく、なかなかありません。

どのようにして現在に至るのか。活動し続けてきたのか。
これまでをざっくり表した年表を見せていただき、art space tetraの運営や設立初期の話、
ここでしか聞くことのできないような波乱万丈だった裏側などをお話ししてくださいました。

 

 

 

art space tetraは、いわゆるオルタナティブスペースという位置付けをされており、美術館やギャラリーとは別の機能を持ったスペースだそうです。
特徴的なのは、営利目的ではないことと、特定の利用方法は決まっていないということ。

 

運営メンバーは、10名前後の様々な職業・肩書きの持ち主で構成されており、共同運営の形をとられています。
それぞれの価値観を大切にできるよう、リーダーや代表などは決めていないそうです。

収入源は、運営メンバーから各自毎月支払われる運営費と、イベントなどのドリンク代、レンタル料。そこから、家賃や光熱費などを支出し運営しているそうです。

 

 

 

 

 

スペースのレンタルもされていますが、あくまでも運営メンバーがやりたいことをやる、ということを大事にしており、イベントスケジュールの空きがあれば、それぞれが自由に自主的な企画を行えるようになっています。様々なメンバーがいるので、企画内容は多岐に渡ります。

 

  

 

 

毎回、興味深い話を聞くことのできるアートスペース見学も、残すところあと2回。
今後の見学でも、たくさんのことを吸収していただき、少しでも自分の中に持ち帰ってもらえたらと思います。