考古学は遺跡を発掘調査し、過去を研究する学問です。佐賀県を始めとする各地には、原始・古代から、近代にいたるまでさまざまな遺跡があります。考古学によって明らかにされる遺跡での人々の暮らしや土器、石器、青銅器などの出土品は、地域の歴史、文化を具体的に物語るものです。
　また、ヘリテージマネジメントは考古学や歴史学が明らかにするこれらの各地に特徴的な歴史、文化をまちづくりや、芸術活動も含めた新たな文化の形成に活かす学問領域です。
　佐賀大学の地域デザインコースでは、佐賀、九州、東アジアの様々な遺跡・ヘリテージを素材に、関連諸科学や芸術の諸領域と連携し、地域の中て、考古学を研究し、ヘリテージマネジメントを学ぶことができる環境となっています。

研究活動
・集落・墳墓を素材とした古墳時代を中心とした社会の基盤的な集団関係の歴史的展開の研究
・弥生時代〜古代の九州と東アジアの社会・文化的インターアクションの研究
・記念物を中心としたヘリテージのマネジメントにおける市民と専門的学問領域との連携における諸課題の研究
地域活性化活動
・吉野ヶ里遺跡等の遺跡公園を活かした地域創生
学術コンサルティング
・史跡を中心とした「保存活用計画」や地方自治体の「文化財保存活用地域計画」の策定作業への参画
・古墳出土の鉄製品の整理・資料化