音声メディアを中心とした美術作品発表・鑑賞のあり方を探り、発信できるアートマネジメント人材育成プログラム 佐賀モバイル・アカデミー・オブ・アート2023:耳で聴くアート

講師紹介

アートを伝える人の育成

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講師

忠 聡太 ちゅう そうた

福岡女学院大学 人文学部 メディア・コミュニケーション学科 講師

ポピュラー音楽を中心に近現代の文化とメディアを研究する。史資料に基づく基礎的な調査に加えて、音楽イヴェントの企画や素朴な複製技術を駆使したワークショップなどをつうじた批判的なメディア実践に取り組んでいる。福岡女学院大学人文学部メディア・コミュニケーション学科講師。

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鶴田 弥生 つるた やよい

ディレクター兼ラジオパーソナリティー

ラジオ番組を中心に音声メディア・コンテンツの企画制作・出演、イベントの企画制作・出演、ライターなど。2012年起業。2016年に論文「ローカル番組に関するブランディング・コミュニティの研究」を執筆しMBA習得、「Best Leadership Award」受賞。情報発信や音声メディアの可能性、メディアリテラシーについて若者が学ぶ場としての番組も担当。

アートを届ける人の育成

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毛利 嘉孝 もうり よしたか

社会学者/東京藝術大学 大学院 国際芸術創造研究科 教授

1963年生。社会学者。専門は文化研究/メディア研究。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科・音楽学部音楽環境創造科教授、未来創造継承センター長。京都大学経済学部卒、ロンドン大学ゴールドスミスカレッジMA (Media & Communications)、同Ph.D. (Sociology)。九州大学大学院比較社会文化研究科助教授等を経て現職。特に現代美術や音楽、メディアなど現代文化と都市空間の編成や社会運動をテーマに批評活動を行う。主著に『バンクシー』(光文社新書)『ストリートの思想』(NHK出版)、『文化=政治』(月曜社)、編著に『アフターミュージッキング』(東京藝術大学出版会)、共著に『芸術と労働』(水声社)『コミュニケーション資本主義と〈コモン〉の探求』(東京大学出版会)等。Inter-Asia Cultural Studies (Routledge), World Art (Routledge), International Journal of Japanese Sociology (Wiley)などの国際雑誌に論考を寄稿している。

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川上 幸之介 かわかみ こうのすけ

美術家・キュレーター/倉敷芸術科学大学 芸術学部 准教授

倉敷芸術科学大学准教授/キュレーター 主なキュレーションに「1923」「The Third Entity」「ラディカルデモクラシー」「Punk! The Revolution of Everyday Life」「Bedtime for Democracy」「Reinventing the “F” word: feminism!」ほか。教育プロジェクトでは、ジョン・バルデッサリ、イム・ミヌク、アントン・ヴィドクル、ホー・ルイ・アン、ジェレミー・デラー、ナイーム・モハイエメンなどと協働。
https://kawakamilabo.com/

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ゲスト講師

藤 浩志 ふじ ひろし

美術家/秋田公立美術大学 大学院 複合芸術研究科 教授、秋田市文化創造館館長

⿅児島⽣まれ。京都市⽴芸術⼤学在学中演劇活動に没頭した後、地域をフィールドとした美術表現を志す。 同⼤学院修了後パプアニューギニア国⽴芸術学校に勤務し、原初的表現と⼈類学、社会学、ヤセ⽝に出会 う。バブル崩壊期の⼟地再開発業者・都市計画事務所に勤務し、⼟地と都市を学ぶ。全国各地の芸術祭、⽂ 化施設をはじめ、様々な空間でのプロジェクト型の表現を実施。⼗和⽥市現代美術館館⻑、秋⽥公⽴美術⼤ 学副学⻑を経て現職。

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ゲスト講師

椹木 野衣 さわらぎ のい

美術評論家/多摩美術大学 美術学部 教授

美術批評家。 山間の秩父に生まれ、京都の同志社で哲学を専攻。 のち東京に移り、1991年に最初の評論集『シミュレーショニズム』(1991年、増補版=ちくま学芸文庫)を刊行、批評活動を始める。 おもな著作に『日本・現代・美術』(新潮社、1998年)、『戦争と万博』(2005年)、『後美術論』(2015年、第25回吉田秀和賞)、『震美術論』(2017年、平成29年度芸術選奨文部科学大臣賞、いずれも美術出版社)ほか多数。 キュレーションした展覧会に「アノーマリー」(レントゲン藝術研究所、1991年)、「日本ゼロ年」(水戸芸術館、1999–2000年)ほか、監修に『日本美術全集 19 拡張する戦後美術』(小学館、2015年)などがある。 1985年の日航機123便御巣鷹の尾根墜落事故を主題とする戯曲に「グランギニョル未来」(2014年)、福島の帰還困難区域で開催中の“見に行くことができない展覧会”「Don’t Follow the Wind」では実行委員を務め、アートユニット「グランギニョル未来」(赤城修司、飴屋法水、山川冬樹)を結成、展示にも参加している。

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撮影:澁谷征司

ゲスト講師

中野 仁詞 なかの ひとし

神奈川芸術文化財団[神奈川県民ホール/KAAT神奈川芸術劇場]学芸員

公益財団法人神奈川芸術文化財団(神奈川県民ホール/KAAT神奈川芸術劇場)学芸員。キュレーター/第56回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展(2015年)日本館「塩田千春 掌の鍵」、横浜トリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」。1968年、神奈川県生まれ。慶應義塾大学大学院美学美術史学専攻前期博士課程修了。

主な企画に、パフォーミング・アーツでは、音楽詩劇 生田川物語-能「求塚」にもとづく(創作現代能、2004年、神奈川県立音楽堂)、アルマ・マーラーとウィーン世紀末の芸術家たち(音楽・美術、06年、同)、生誕100年ジョン・ケージせめぎあう時間と空館(音楽・ダンス・美術、11年、神奈川県民ホールギャラリー)ほか多数。 現代美術展では、神奈川県民ホールギャラリーにて、塩田千春「沈黙から」(07年)、小金沢健人「あれとこれのあいだ」(08年)、「日常/場違い」(09年)、「デザインの港。」浅葉克己(09年、10年)、泉太郎「こねる」(10年)、「日常/ワケあり」(11年)、さわひらき「Whirl」(12年)、八木良太「サイエンス/フィクション」(15年)、大山エンリコイサム「夜光雲」(20年-21年)、「ドリーム/ランド」(22年-23年)。 KAAT神奈川芸術劇場にて、「日常/オフレコ」(14年)、「突然ミュージアム」(15年、16年)、塩田千春「鍵のかかった部屋」(16年)、「詩情の森」-語り語られる空間&オープンシアター(17年)、さわひらき「潜像の語り手」(18年)、小金沢健人「Naked Theatre-裸の劇場」(19年)、宮永亮「KAA10」(20年-21年)、冨安由真「漂泊する幻影」(21年)、志村信裕「游動」(21年)、鬼頭健吾「Lines」(22年)、アトリウム映像プロジェクト(15年‐)。ほか、塩田千春(那覇市立なはーと、21年)、コネクションズ-さまざまな交差展(小田原三の丸ホール、22年)。

田中 みゆきの写真

ゲスト講師

田中 みゆき たなか みゆき

キュレーター / プロデューサー / アクセシビリティ研究

「障害は世界を捉え直す視点」をテーマにカテゴリーにとらわれないプロジェクトを企画。表現の見方や捉え方を障害当事者や鑑賞者とともに再考する。近年の仕事に映画「ナイトクルージング」(2019年)、「音で観るダンスのワークインプログレス」(2017-2019年、KAAT神奈川芸術劇場)、「ルール?展」(2021年、21_21 DESIGN SIGHT)、展覧会「語りの複数性」(2021年、東京都渋谷公園通りギャラリー)など。ACCの助成を得て2022年7月から12月までニューヨーク大学の客員研究員としてニューヨークに滞在。2025大阪・関西万博 日本館基本構想クリエイター。
東京工業大学リベラルアーツ教育研究院非常勤講師。

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モデレーター

三好 剛平 みよし ごうへい

三声舎代表

福岡から文化芸術にかかわるプロジェクトを中心に企画・制作、執筆等を行う。アジア映画の上映・交流企画「Asian Film Joint」主宰(2021〜)。福岡〜九州のアート・カルチャーシーンを発信するラジオ番組「明治産業presents OUR CULTURE,OUR VIEW」製作・出演(2018〜) ほか。

全体

若林 朋子の写真

撮影:安田有里 ⒸKo Na design

アドバイザー

若林 朋子 わかばやし ともこ

プロジェクト・コーディネーター/立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科特任教授

デザイン会社勤務を経て、英国で文化政策とアートマネジメントを学ぶ。1999~2013年公益社団法人企業メセナ協議会に勤務。プログラム・オフィサーとして、企業が行う文化活動の推進と芸術支援の環境整備に従事。在職時からメセナ活動の評価について調査・研究を重ねる(エピソード評価・ピアレビュー)。2013年より個人事業主。各種事業の企画・コーディネート、助成プログラムの企画開発・審査、調査研究、芸術文化団体や公益法人の運営支援、自治体の文化政策支援などを行っている。社会人大学院では文化政策、非営利法人制度、助成と評価の授業を担当。

濱田 庄司の写真

アドバイザー

濱田 庄司 はまだ しょうじ(ギャラリーコンパ)

「ギャラリーコンパ」は、視覚障がい者と晴眼者が、目の見える見えないといった互いの個性を活かし合い、共に語らいながらアート鑑賞を行うワークショップである。市民活動として2005年に始動し、主に北部九州の美術館やギャラリーで年3、4回のペースで開催している。

江頭 宗次郎の写真

テクニカルサポーター

江頭 宗次郎 えがしら そうじろう

ノギ「コーヒー無料の作業場」主宰

98年生。21年佐賀大学経済学部経営学科卒業。佐賀大学在学中にアカペラライブや学生で語り合う定期YouTubeライブ「語らい会」を企画。22年「ちくごアートファーム計画2021 はたらくアート」オンライン配信サポート担当。「SAGA-DAI-HATSU ART PROJECT」インタビュー映像の撮影・編集担当。

副島 大輔の写真

広報アドバイザー

副島 大輔 そえじま だいすけ

1999年生。佐賀大学芸術地域デザイン学部卒業後、佐賀市内のWeb制作会社でディレクターとして勤務中。SMAARTには大学在学中に受講生として参加経験あり。

花田 伸一の写真

企画・監修

花田 伸一 はなだ しんいち

キュレーター / 佐賀大学 芸術地域デザイン学部准教授

1972年福岡生。北九州市立美術館学芸員、フリーを経て2016年より現職。主な企画『6th北九州ビエンナーレ~ことのはじまり』『ながさきアートの苗プロジェクト2010 in 伊王島』『街じゅうアート in 北九州2012 ART FOR SHARE』『ちくごアートファーム計画』『佐賀モバイル・アカデミー・オブ・アート』。企画協力『第5回福岡アジア美術トリエンナーレ2014』『釜山ビエンナーレ2014特別展』他。