佐賀大学芸術地域デザイン学部

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鹿島のAkaitoサフラン®をつかったサフラン染めワークショップ
2024.10.29
お知らせ

【概要】
 ご存じですか?佐賀県鹿島市で高級な香辛料として知られるサフラン(Crocus sativus)が栽培されていることを。
 秋咲きのアヤメ科のサフランのめしべは独特の風味と黄色の色素(クロセチン)が含まれています。
 サフランが日本に渡来したのは約400年も前。オランダ貿易でもたらされ、漢方として長く栽培されてきたことはあまり知られていません。
 Akaitoは鹿島のサフラン栽培を絶やさないように、またサフランをめぐる社会的課題を解決するべく、鹿島のサフランを普及させる目的で運営されている会社です。
 佐賀大学芸術地域デザイン学部石井研究室ではAkaitoと協力して染色法を開発し、鹿島のサフランをもっと知ってもらうために11月24日(日)と12月1日(日)の13:00-16:00、 各回8名限定で「サフラン染めワークショップ」を開催します(参加費3000円)。
 鹿島は鹿島錦で有名な土地柄です。地域の織り手のために絹糸を、一般の方のために絹のスカーフを染める予定です。ルネサンス期のヨーロッパではサフランを高級な染料としても使われ、鮮やかな黄色いサフラン染めの衿飾りや絹のストッキングは羨望の的でした。
 Akaitoサフラン®を贅沢使った染色ワークショップは産地である鹿島ならではの企画です。

〇活動の目的
 佐賀県鹿島市で江戸時代から続くサフランの栽培を未来に継承するため、サフランの漢方や香辛料以外の利用方法としてサフラン染めを研究開発し、地域の人々に開かれた染色体験を通じて鹿島のサフラン普及させることを目的としています。

〇期待される成果
 鹿島のサフラン栽培を現地見学し、染色体験を通じて高級手織物の鹿島錦や佐賀錦の織り糸、新たな染色材料としての利用が期待されます。

【本件に関する問い合わせ先】
石井美恵、佐賀大学芸術地域デザイン学部 0952-28-8275
mishii@cc.saga-u.ac.jp