佐賀大学芸術地域デザイン学部

佐賀大学芸術地域デザイン学部
芸術表現コース 美術・工芸分野イメージ
芸術表現コース

キュレーション分野

学芸員・キュレーターの養成を行います。
文化的歴史的資源や多様なアートの活動をマネジメントするための専門知識と実践力を身につけ、それらを国内外に発信することができる人材を養成します。博物館学芸員資格の取得やアートやアートマネジメントに関わる知識・手法の学修に加え、アートプロデュースの基礎を学びます。佐賀大学美術館における実習、吉野ヶ里遺跡などの発掘調査等を通した実践力、そして、語学力など、キュレーションに必要な能力を育てます。

6つの専門分野

博物館学イメージ
博物館学
ミュージアムは歴史と文化を受け継ぎ、未来を創造するための価値を見出す場所です。博物館学は、ミュージアムをフィールドとして、展示・保存のスキルや専門知識だけでなく、文化資源の研究・調査能力やコミュニケーションスキル、マネジメントまで学ぶことのできる総合的かつ実践的な分野です。同時にフィールドワークを通じて国内外の文化遺産や考古学、美術・文物を調査し、歴史的に人が創り出してきた物質文化の意義や背景をさまざまな角度から見ることで、多様な文化理解に取り組みます。目指すのは、地域の文化を創造し育むセンターとなり、高度な学問研究と人々の多様な楽しみを提供する、未来のミュージアムです。
アートプロデュースイメージ
アートプロデュース
アートを「作る人」と「見る人」とを繋ぐのがアート・プロデュースの役割です。アートには美術、音楽、文学、演劇、映画など様々な分野があります。近年は鑑賞者が「見る」だけではなく人々が積極的に「関わる」ことによって作られる作品も増えており、社会の中でアートが担う役割はますます高まっています。アートを通じて人々が持つ想像力・創造力を刺激し、私たち一人一人がより喜びに満ち、生きがいを感じられる社会を築いていく仕事です。
美術史イメージ
美術史
芸術地域デザイン学部の理念は,現代社会のアクチュアルな問題を,アーティスティックな手法を用いて切り拓いていくというものです。この理念・課題に対して,美術史分野からアプローチしていきます。地域にあるさまざまな文化財・歴史的な遺産に注目し,それを資源としてとらえてその活用方法を考えていきます。
アートキュレイティング(博物館資料保存)イメージ
アートキュレイティング
(博物館資料保存)
芸術のアート、アルスの語源はギリシア語のテクネに帰着し、人間が手を介して素材を加工し、製品・作品をつくる行為です。キュレイトは解釈するという意味です。アートキュレイテイングではアートを通じて自ら問いかけ「文化的価値の多元性」を発見して理解する「想像力」と、他者にも問題提起してアートとコミュニケーションをとるための「テクネ」を学びます。博物館資料保存では人文系博物館・美術館の収蔵品の保存とともに、生きている文化遺産の「テクネ」を地域と連携して保存・継承する新しい「ミュゼオロジー」を展開し、「テクネの国際性」で地域と世界を結びます。
考古学イメージ
考古学
考古学は遺跡やその出土品など各の物質資料から、歴史や文化を考える学問です。
様々な時代、地域を対象に考古学が行われていますが、特に古墳時代〜古代を中心に九州北部の考古学を研究しています。個人的には土器や一般の人々が住んだ集落遺跡、大型ではないが各地に所在する中小規模の古墳から、古墳時代〜古代の集団がどのような社会を営み、それがどう変化したか、朝鮮半島など各地と結びついていたかをテーマとしてます。
インターカルチュラル・コミュニケーションイメージ
インターカルチュラル・
コミュニケーション
芸術を理解し評価するための鍵となる概念(キー・コンセプト・イン・アート)は文化や言語の間で異なるため、それぞれの文化を超えて出現する芸術表現様式のクロス・カルチュラル分析を行います。また、多様な情報を結びつけることにより芸術が作りだされた過程を再構成し追体験をすることで芸術家の真の姿に迫ります。このように芸術論自体が異文化(国際間だけでなく個人のレベルにおいても)相互の対話が基本となるわけで、これらを通しての異文化コミュニケーション能力・芸術の基本概念を国際語である英語で説明する能力・リサーチ能力・プレゼンテーション能力の発達・促進がテーマです。
主なキュレーション分野選択科目
コンテンツデザイン II ~ III / 映像デザイン II ~ III / 情報デザイン II ~ III / デザイン実践セミナー /
コミュニケーションデザイン論 / デザインプロジェクト演習 / 地域ブランディング論 / メディアアート演習 他
予想される進路
美術館・博物館学芸員 / アートコーディネーター / 販売(デパート、小売、画廊) / ギャラリスト /
新聞社事業部 / マスコミ(新聞社、テレビ局、美術系出版社など) /
自治体及び教育委員会の文化財・観光・まちづくり・文化振興部署 / 企業の社会貢献担当 /
国際交流基金などの海外への日本文化芸術紹介機関 など
取得可能な免許・資格
博物館学芸員

学生作品/教育・研究活動

博物館学
アートプロデュース
美術史
アートキュレイティング
考古学
Intercultural Communication