教員と専門分野

湯之原 淳Kiyoshi Yunohara

役職:准教授
分野:有田セラミック
専門分野:窯芸・造形

現在の研究課題

陶磁器による造形表現

コメント

土という素材は制作プロセスにおいて様々な表情を見せる。色の変化もさることながら、形状としては素材の特性として可塑性があり外力により自在に変形され形づくられる。しかし、その形状の中に記憶された〈かたち〉は乾燥から焼成時において変形、収縮など更なる変化を呈する。その変化こそが厄介であり、返せば「やきもの」の魅力でもある。そのような表現の可能性を秘めた「やきもの」の世界で、独自の表現の可能性を探ってみませんか。

担当科目

陶磁成形技法Ⅰ、陶磁成形技法Ⅱ、陶磁成形技法Ⅲ、地域創生フィールドワーク 他

略歴

1963年 福岡県生まれ
1993年 福岡教育大学 大学院 美術教育修了
1993年 佐賀県立 有田窯業大学校勤務(2006~ 助教授)

最終学歴及び学位称号

修士(教育学)

業績・研究発表

  • 受賞
    2015年 スロベニア国際陶芸トリエンナーレ入選(スロベニア)
  • グループ展等
    1995年 有田窯業大学校10周年記念展(有田町/九州陶磁文化館)
    1997年 Exchange Exhibition KOREA-JAPAN Contemporary Ceramics(韓国/Gallery Modern)
    2007年 福岡県美術協会 秀作展(福岡市/福岡県立美術館)
    2009年 ARITA in MEISSEN exhibition(ドイツ/Kunstverein Meissen Gallery)
    2013年 福岡県美術協会 筑後展(筑後市/九州芸文館)
    2014年 天山アートフェスタ in 小城「5人展」(小城市/room design factory)
    2015年 日米作家交流展(北九州市/北九州市立美術館) 
    2015年 「ネクサス - 紙による表現」展(朝倉市/共星の里 黒川INN美術館)
    2015年 アジア現代彫刻会 国際交流展2015 (福岡市/福岡アジア美術館) 
    2016年 アジア現代彫刻会 国際交流展2016 (ソウル/Seoul Arts Center)
  • 社会活動
    2002~2013年 有田地区小学生やきものの絵コンクール審査委員
    2008年 第64回 福岡県美術展 審査委員
    2014年 第70回 福岡県美術展 審査委員
    2015年 佐賀県高等学校教育研究会・工業部会講習会 講師
  • 著書、論文等
    2014年 「肥前陶磁の『技法・技術』vol.」共著、田中右紀・湯之原淳・甲斐広文・三木悦子著、2節17-30項

作品

タイトル:「The fragment of memory」
制作年:2014年
素材:磁土
サイズ:9×70×19(h)

タイトル:「記憶するかたち ~Plasticity~」
制作年:2015年
素材:磁土
サイズ:6×250×90(h)

タイトル:「森の人」
制作年:2003年
素材:陶土
サイズ:8×16×20(h)