教員と専門分野

現在の研究課題

焼き物による造形表現、器

コメント

焼き物は生活と共にあり、日々の生活に本当の豊かさがなんであるかを探しながら、制作を通して自己を見つめる。九州の田舎の生活から導き出されるアイデアと、世界の様々な街で求められていることは今や同期している。焼き物表現の中で『世界』はとても近い。焼き物によって人と人とが理解しあう喜びを感じてほしい。

担当科目

学部

芸術表現基礎（絵画）、芸術表現基礎（彫刻）、芸術表現基礎（工芸）、工芸理論、芸術表現B(窯芸)、窯芸基礎、陶磁成形技法Ⅲ、唐津焼演習、有田キャンパスプロジェクト　他

大学院

窯芸素材技法特別研究、窯芸表現特別研究

略歴

1965年	佐賀県生まれ
1989年	東京藝術大学大学院美術研究課程彫刻科修了
1990年	佐賀県嬉野町「一位窯」勤務
2003年	"開キルン"田中右紀･セラミック･スタジオ設立
2005年	佐賀大学文化教育学部　美術・工芸講座　講師
2007年	佐賀大学文化教育学部　美術・工芸講座　准教授
2011年	佐賀大学文化教育学部　美術・工芸講座　教授

最終学歴及び学位称号

修士（芸術学）

業績・研究発表

• 受賞
  2003年　長三賞現代陶芸ビエンナーレ１席、長三大賞受賞・名古屋
  2005年　第54回ファインツア国際陶磁ビエンナーレ入選・イタリア(ファインツア)
  2005年　第43回朝日陶芸展，『Metamorphose-おのずからのかたち,"U" matt』（名古屋･丸栄スカイル他）奨励賞
  2005年　CERCO国際陶磁展１席、スペイン(サラゴッサ)
• 作品発表
  • 個展
    1997年　INAXガレリア・セラミカ（東京）
    2000年　ヨーロピアン･セラミック･ワーク･センター（オランダ・トーヘンボス）
    2004年　ミューゼオ･デル･カンティ（スペイン・バルセロナ）
    2014年　いりや画廊（東京）
  • グループ展等
    1995年　DAKT・九州陶磁器デザイナー協会展（以降毎年）
    1997年　九州陶芸7人の会展（以後4回）
    2006年　日仏現代陶芸展（九州陶磁文化館）
    2007年　10months 10days展（ポルトガル）
    2007年　フランス‐日本現代陶芸交流展（フランス・パリ）
    2007年　「BLANCO」展（スペイン・セビリア）
    2012年　CERCO現代陶芸選抜展（スペイン・サラゴサ）
    2013年　天山アートフェスタin小城（佐賀・以降毎年）
• 教育活動
  2008‐2012年　文部科学省 科学技術戦略推進費 地域再生人材創出拠点の形成「戦略的発想能力を持った唐津焼産業人材養成」
  2012‐2016年　「ひと・もの作り肥前陶磁研究所」唐津市より受託研究
• 社会活動
  2000年　ワークショップ（4カ月）ヨーロピアン･セラミック･ワーク･センター（オランダ・トーヘンボス）
  2004年　ワークショップ（3カ月）ミューゼオ･デル･カンティ（スペイン・バルセロナ）
  2008年　第3回国際現代陶芸ワークショップ｢ペリフェリア'09｣招聘（スペイン・ガリシア）
  2009‐2013年　天山アートフェスタin小城（佐賀・以降毎年）
• 著書、論文等
  2008年　「有田焼の輸出について」共著、『アジア・コミュニティーの多様性と展望―グローカルな地域戦略』昭和堂、186〜207頁
  2011年　『佐賀大学文化教育学部研究叢書Ⅵ 美のからくり 美術・工芸の舞台裏』共著、186〜209頁
  2013年　「古唐津分析集」共著、田中右紀・山崎伸悟編集、280項
  2013年　「古唐津図案集」共著、田中右紀・瀬戸口朗子編集、112項
  2014年　「肥前陶磁の『技法・技術』vol.」共著、田中右紀・湯之原淳・甲斐広文・三木悦子著、43－54項
• パブリックコレクション
  「Metamorphose "X"」　サラゴサ陶磁美術館（スペイン・サラゴサ）
  「Metamorphose "V"」　太宰府天満宮宝物殿（福岡）
  「House」　ミュゼオ・デル・カンティ（スペイン・バルセロナ）

作品