教員と専門分野

近藤 恵介Keisuke Kondo

役職:講師
分野:美術・工芸
専門分野:日本画

現在の研究課題

日本美術史における主に絵画の蓄積を背景にした今日の絵画表現

コメント

「絵を描く」をひらがなにひらいてみると「えをかく」、何が変わったか――画数が減った、小学生でも書けるようになった、肩の力をぬいて絵を描けそうだ。 「日本画を描く」をひらくと「にほんがをかく」、順番を入れ替えると「ほかにをんがく」、日本画を描くのなかに「他に音楽」があった。「日本画」の言葉に振り回されず、というより遠くへ放り投げてみれば、意味は分解して、そのバラバラに散らばったものを拾い上げて絵具にしてみる。

担当科目

学部

芸術表現基礎(絵画)、芸術表現A(日本画)、日本画Ⅰa、日本画Ⅰb、日本画概論、日本画Ⅱa、日本画Ⅱb、日本画基礎、地域創生フィールドワーク、芸術創造 他

略歴

1981年 福岡県生まれ
2007年 東京芸術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業
2018年 東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻領域 非常勤講師
2018年 佐賀大学芸術地域デザイン学部 専任講師

最終学歴及び学位称号

学士(美術)

業績・研究発表

  • 受賞
    2005 「トーキョーワンダーウォール公募2005、トーキョーワンダーウォール賞」受賞
  • 作品発表
    • 主な個展

      2017- 連続展「近藤恵介の『卓上の絵画』」MA2ギャラリー(東京)他
      2014 「『12ヶ月のための絵画』のための本」NADiffギャラリー(東京)
      2013-2014 連続展「12ヶ月のための絵画」MA2ギャラリー(東京)
      2010 「絵画の身振り」Satellite(岡山)
      2009 「このへんからそのへん、そしてあそこらへん」ギャラリーカウンタック(東京)
      2008 「project N 34 近藤恵介」東京オペラシティアートギャラリー(東京)
      2008 「いい地図」ギャラリーカウンタック(東京)
      2006 「毎朝歩く道について寝る前に考える」トーキョーワンダーサイト本郷(東京)
      2005 rice+(東京

    • 主なグループ展

      2019 「、譚 近藤恵介・古川日出男」LOKOギャラリー(東京)
      2019 「VOCA展 2019」上野の森美術館(東京)
      2018 「発生の場」佐賀大学本庄キャンパス 芸術地域デザイン学部3号館/本庄ビル/アート葉隠(佐賀)
      2018 「絵画の和文化」ZOKEIギャラリー(東京)
      2018 「絵の旅 vol.3」MA2ギャラリー(東京)
      2018 「絵画の現在」府中市美術館(東京)*木村彩子との共作
      2017 「引込線2017」旧所沢市第2学校給食センター(埼玉)
      2016 「ダンダンダン。タンタンタン。 近藤恵介・古川日出男」LOKOギャラリー(東京)
      2016 「絵の旅」MA2ギャラリー(東京)
      2015 「旅行者の展覧会」KABEGIWA(ニューヨーク、アメリカ合衆国)
      2015 「BOOK Chapter2」MA2ギャラリー(東京)
      2015 「で□と△が 木村彩子と近藤恵介」switch point(東京)
      2015 「DIALOGUESーはしのまち」NICA Nihonbashi Institute of Contemporary Arts(東京)
      2014 「3331 Art FairーVarious Collectors' Prizes」アーツ千代田3331(東京)
      2014 「Alterspaceー変化する、仮設のアート・スペース」アサヒ・アートスクエア(東京)
      2013 「板と紙とケータイ電話」MA2ギャラリー(東京)
      2013 「あっけない絵画、明快な彫刻 近藤恵介・冨井大裕<再展示>」川崎市市民ミュージアム(神奈川)
      2012 「入る旅人 出る旅人 vol.4 展示室/資料室」新宿眼科画廊(東京)
      2012 「覆東方恐怖譚 近藤恵介|古川日出男」代官山蔦屋書店(東京)
      2012 「絵画のなかで/へ」MA2ギャラリー(東京) ※近藤恵介企画
      2011 「小さい良い絵画 須藤由希子・近藤恵介」Satellite(岡山)
      2011 「絵東方恐怖譚 近藤恵介|古川日出男」ギャラリーカウンタック清澄(東京)
      2010 「あっけない絵画、明快な彫刻 近藤恵介・冨井大裕」ギャラリーカウンタック清澄(東京)
      2009 「my story」MA2ギャラリー(東京)
      2009 「Re:MemberingーNext of Japan」Alternative Space LOOP / Doosan Gallery(ソウル、韓国)
      2008 「モンブラン ヤング アーティスト パトロネージ イン ジャパン 2008」銀座モンブラン(東京)
      2008 「Formless Life」村住宅1階(石川)
      2007 「東京画ーささやかなワタシのニチジョウのフーケイ」トーキョーワンダーサイト渋谷(東京)
      2006 「東京ーサンフランシスコアートフェスティバル'06」国営昭和記念公園みどりの文化ゾーン(東京)/the LAB(サンフランシスコ、アメリカ合衆国)

    • 主な公開制作
      2018.10.13 「呼吸と観察」(踊り:酒井幸菜 描き:木村彩子、近藤恵介、冨井大裕)
      2016.8.11 「今、生まれる譚」(古川日出男との協働)LOKOギャラリー(東京)
      2012.4.7 「画四月早朝絵」(古川日出男との協働)代官山蔦屋書店(東京)
      2011.3.26 「公開制作」(古川日出男との協働)ギャラリーカウンタック清澄(東京)
      2010.7.11 「バカントの7月11日の静かな道程」(古川日出男との協働)VACANT(東京)
    • 主な出演
      フルカワヒデオ、戯曲を読む!(*画家の立場で参加)
      2017.11.23 第二回「三島由紀夫『近代能楽集』を読む!」
      2018.3.24 第三回「アルベール・カミュ『カリギュラ』を読む!」
      2018.6.30 第四回「三島由紀夫『サド侯爵夫人』を読む!」

  • 社会活動
    • 主なアートワーク
      2018 『作家と楽しむ古典』河出書房新社(書籍装幀画)
      2017 『パンの人 仕事と人生』フィルムアート社(書籍装幀画など)
      2015 古川日出男『女たち三百人の裏切りの書』新潮社(書籍装幀画)
      2014 ポール・オースター『闇の中の男』柴田元幸訳、新潮社(書籍装幀画)
      2014 ポール・オースター『写字室の旅』柴田元幸訳、新潮社(書籍装幀画)
      2014 古川日出男『聖家族(上・下)』新潮文庫(書籍カット)
      2010 the coffee group『ワンコインからワンドリップ』HEADZ(CDアートワーク)
      2008 蓮沼執太『POP OOGA』HEADZ(CDアートワーク)
      2008 anonymass『anonymous』MIDI(CDアートワーク)
      2007 蓮沼執太『OK Bamboo』Western Vinyl(CDアートワーク)

  • 教育活動
    • 主なワークショップ
      2015.1.25 「彫刻と絵画をめぐるワークショップー4人の色/9回のコップ」(冨井大裕との協働)国立新美術館(東京)
      2013.5.6 「彫刻と絵画をめぐるワークショップ」(冨井大裕との協働)川崎市市民ミュージアム(神奈川)
      2012.9.22-23 「中村正義から、つくる」(冨井大裕との協働)川崎市市民ミュージアム(神奈川)
      2011.5.1 「彫刻と絵画をめぐるワークショップ」(冨井大裕との協働)東京都現代美術館(東京)
      2010.12.4 「彫刻と絵画をめぐるワークショップ」(冨井大裕との協働)ギャラリーカウンタック清澄(東京)

  • 著書、論文等
    • 作品集
      2014 『12ヶ月のための絵画』HeHe

    • 単行本
      2017 『やってみよう、アート 国立新美術館ワークショップ記録集 2011年4月-2017年1月』国立新美術館
      >「彫刻と絵画をめぐるワークショップー4人の色/9回のコップ」(冨井大裕との協働)
      2016 福永信編『小説の家』新潮社
      >古川日出男・近藤恵介「図説東方恐怖譚」「その屋敷を覆う、覆す、覆う」

    • 展覧会カタログ
      2018 『絵画の現在』府中市美術館(木村彩子との共作)
      2018 『引込線2017』旧所沢市立第2給食センター
      2009 『Re:MemberingーNext of Japan』DOOSAN Gallery
      2007 『東京画―ささやかなワタシのニチジョウのフーケイ』トーキョーワンダーサイト

    • 逐次刊行物
      2018 「卓上の絵画、画家の随筆」『新潮』新潮社
      2018 「『卓上の絵画』の中間報告」『なnD 6』
      2017 「刈り込まれた木」『なnD 5』(冨井大裕との対談)
      2016 「表紙からp.6のための作品(服をぬいでイスにかける)」、「『女たち三百人の裏切りの書』の装幀のための近藤版《源氏物語絵巻》「東屋(一)」のこと」『なnD 4』
      2015 「『12ヶ月のための絵画』は振り返らない」『なnD 3』
      2014 「12ヶ月|聖家族|オースター」『なnD 2』
      2013 「近藤恵介・冨井大裕 あっけない絵画、明快な彫刻〈再展示〉」『なnD 1』
      2012 「その屋敷を覆う、覆す、覆う」『美術手帖』美術出版社(古川日出男との共作)
      2011 「図説東方恐怖譚」『美術手帖』美術出版社(古川日出男との共作)
    • 展覧会リーフレット
      2017 「近藤恵介の『卓上の絵画』」(「近藤恵介の『卓上の絵画』」MA2ギャラリー)
      2016 「"描く"と"書く"の手元のこと」(「ダンダンダン。タンタンタン。 近藤恵介・古川日出男」LOKOギャラリー)
      2013 「12ヶ月のための絵画」(「12ヶ月のための絵画」MA2ギャラリー)
      2010 「経緯のこと」(「あっけない絵画、明快な彫刻 近藤恵介・冨井大裕」ギャラリーカウンタック清澄)

    • プレスリリース
      2016 「『絵の旅』展に寄せて」(「絵の旅」MA2ギャラリー)
      2012 「『絵画のなかで/へ』展に寄せて」(「絵画のなかで/へ」MA2ギャラリー)
      2011 「『小さい良い絵画』展によせて、もしくは須藤さんとのこと」(「小さい良い絵画 須藤由希子・近藤恵介」Satellite)
      2010 「絵画の「絵画の身振り」(「絵画の身振り」Satellite)
    • その他、自筆テキスト
      2017 「ドローイングの線を何本も引くように話してみる」(マツモトアートセンターでのトークに寄せて)
      2015 「旅行者として絵を描いたときのことを忘れないためにメモのように書いてみる」(「旅行者の展覧会」KABEGIWA)
      2015 「で□と△が」( 「で□と△が 木村彩子と近藤恵介」switch point)

  • パブリックコレクション
    川崎市市民ミュージアム、神奈川
    東京藝術大学美術館、東京

ウェブサイト

http://kondokeisuke.com

作品

kondo_01.jpg

12ヶ月のための絵画《9月》
2013
岩絵具、水干、膠、墨、パネルに鳥の子紙
53×106cm(2面 各53×53cm)
撮影:柳場大

kondo_02.JPG

卓上の絵画(冬)02
2018
岩絵具、水干、膠、棒絵具、墨、染料、金箔、ペン、薄美濃紙、鳥の子紙、色画用紙、印刷物、フォルダー
62.5×45cm(フォルダーのサイズ)

kondo_03.jpg

"わ"と書いて、つぎに"た"、つづけて"し"はシュッとスナップをきかせる――すべて鉛筆で――翌朝に"と"をペンでゆっくり紙にインクをしみこませるようにひき、その日の晩に"そ"を蛍光ペンでなげやりにかく、"の"と"状"は目をつぶる前にベッドで寝そべって指で宙になぞった、その2年後に"況"を画きはじめたが1年はかかるだろう
2018

素材:(左から順に)
①岩絵具、水干、膠、鳥の子紙/糊、木、石、釘
②墨、絹/テープ、木材
③岩絵具、水干、膠、墨、鳥の子紙/その他紙/木材
④岩絵具、膠、染料、墨、ペン、薄美濃紙/テープ、ガラス板
⑤岩絵具、水干、膠、墨、板
⑥岩絵具、水干、膠、墨、金箔、鳥の子紙/糊、木製パネル、釘
⑦水干、膠、アクリル板/墨、鳥の子紙/糊、木材、ねじ、釘

サイズ:
①53×53×2cm
②81×73×2cm(絵絹のサイズは81×53cm)
③172×100×2cm
④172×53×0.6cm(紙片のサイズは30.7×10cm)
⑤178×35×3.5cm
⑥53×53×2.1cm
⑦53×53×2.2cm

撮影:上野則宏