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特別イベント「発生の場」開催のお知らせ


kimura_work.jpg「芸術で地域を拓き、芸術で世界を拓く。」を標榜する本学部は、本学部が目指す「地域創生」の一環として、現代における芸術表現の可能性および、芸術の新しい楽しみ方を紹介する特別イベント「発生の場」を九州地区内外市民および高校生の皆様にむけて企画開催します。

本イベントは、現代アートシーンの最前線において国内外で今最も注目を集めるアーティストとして、「地球と遊ぶ」をコンセプトに、体で感じることのできる体験型の作品やパフォーマンスアートで知られる木村崇人氏と、既製品に最小限の手を加えることでそれらを固定された意味から解放し、「彫刻」のあらたな可能性を開拓する冨井大裕氏を招き、両氏によるトークショー、パフォーマンスおよび、ワークショップを開催します。また関連企画として、冨井氏をゲストアーティストに迎え、本学研究科学生有志のプロデュースによる展覧会「バズリアル」展を併せて開催します。

現代美術が地域活性化のシーズとして着目されるようになった近年、現代美術への注目は美術領域の枠を越え、さまざまな領域や場面で、その重要性は広がりをみせています。しかしそれは美術を利用する側の論理であり、現場の前線で戦うアーティストにとって、その活動の目的や動機そしてモチベーションは、必ずしも地域活性化などの実質的または即効的な効果効能にあるわけではありません。では、アーテ ィストたちは今何を考え、また最前線の美術とは何を問題としているのでしょうか? そこに昨今、社会において現代美術が重要視される理由が隠れているように思えます。本イベントで、そのことの一端を少しだけでも覗けたらと考えています。

人はいつでも都合のいい様にこの世界を解釈し見てしまうと言われます。つまりそのことに気づかなければ世界はいつまでもその様にしか見えてこないといえます。彼らの活動は正にそのことを軽やかに逆 照射し私たちに気づかせてくれます。彼らの語り、作品、パフォーマンスそしてワークショプを通して、本特別イベントが皆様にとって、この世界の豊かさや、我々人間の知覚の可能性を再認識する「気づき」の機会となることを願っています。

開催時期
平成29年 1 月21日(土)〜2月12日(日)
各プログラムの開催日は異なります。プログラムリストで詳細をご確認ください。

招聘作家
木村崇人(美術家)、冨井大裕(美術家)

会 場
【佐賀大学】 総合研究1号棟 スタジオα(旧文化教育学部
5 号館)、金工室/〒840-8502 佐賀県佐賀市本庄町1
【学外】 Tojin シェアハウス/〒840-0813 佐賀県佐賀市唐人 2 丁目 5 番 25 号
各プログラムの会場は異なります。プログラムリストで詳細をご確認ください。

主催
佐賀大学芸術地域デザイン学部

共催
佐賀大学コンテンツ共創ラボ

本件に関するお問い合わせ先/申込み
【電話】 0952-28-8349(芸術地域デザイン学部総務)

広報物のダウンロード
こちらからダウンロードしてください。1220_tirashi.pdf


《プログラムリスト》

木村崇人 アーティストトーク
特別講演会。自作についてのスライド・トークショー
【対象】 高校生、大学生、一般
【会場】 佐賀大学 総合研究1号棟 スタジオα
【日程】 平成29年1月21日(土)13:45〜15:30
【定員】 35名程度(予約不要)、無料

木村崇人 パフォーマンス 『出前調理人- 100V 電撃調理法』
日常生活に欠かせない電気は、ともすると人間が作り出したエネルギーだと考えてしまいがちです が、雷や静電気に見ることができる自然現象の一つです。出前調理人は日常私たちが使用する電気調 理器の使用方法とは異なる方法で調理を行います。直接電気を食材に流し、エネルギーが熱となって 現れる姿を目の当たりにさせてくれます。
【対象】 子ども〜大人(小学生以下は保護者同伴)
【会場】 佐賀大学 芸術地域デザイン学部 金工室
【日程】 平成29年1月21日(土)16:00〜18:00
【定員】 20名(先着順)、無料
【持ってくるもの】 エプロン、バンダナ
【申込】 電話(本学部総務 0952-28-8349)でお申し込みください。

冨井大裕 アーティストトーク
特別講演会。公開インタビュー(聞き手:土屋貴哉[美術家, 本学部准教授]) 【対象】 高校生、大学生、一般
【会場】 佐賀大学 総合研究1号棟 スタジオα
【日程】 平成29年2月3日(金)14:00〜16:30
【定員】 35名程度(予約不要)、無料

冨井大裕 ワークショップ 『ファウンドコンポジション』
通学・通勤途中の道のり、教室や仕事場の端々、家の中などに改めて注目し、隅々まで眺めてみると、 一見当たり前の様に見えて実に不思議な成り立ちをしている構成物を見つけることができます。こ れは、私たちが生活上の自然な振る舞い(散らかしたり、整理整頓したり)の中で何気なく作ってい るものです。今回のワークショップでは、日々私たちに作られ、見過ごされている、この「天然の構 成物」を見つけて、それを再現してみたいと思います。再現のあとには、構成物の「組立説明書」を 作成する予定です。人が「生活の中で作っているモノやコト」とは何か。このことを考えるワークシ ョップです。
【対象】 子ども〜大人(小学生以下は保護者同伴)
【会場】 佐賀大学 芸術地域デザイン学部 金工室
【日程】 平成29年2月4日(土)14:00〜17:00
【定員】 20名(先着順)、無料
【申込】 電話(本学部総務 0952-28-8349)でお申し込みください。


関連企画『バズリアル』展
本学大学院地域デザイン研究科学生有志自主企画による実験的芸術展。作品を単に制作するだけで なく、展示場所探索、所有者との交渉、場に即した作品制作、広報活動、ゲストアーティスト招聘、 展覧会運営、そのすべてをゼロから考え自らの手でプロデュースする。ゲストアーティストに冨井大 裕氏を招聘。
【会期】 平成29年2月3日(金)〜2月12日(日) 11:00〜17:00/入場無料
【会場】 Tojin シェアハウス:〒840-0813 佐賀県佐賀市唐人 2 丁目 5 番 25 号
【出品】 冨井大裕(ゲストアーティスト)、石原雅也(研究科)、江頭南有(研究科)、小島拓朗(研究科)、嵯峨昌紀(研究科)、藤井佳奈(研究科)、町田聡子(研究科)、山中哲美(研究科)、柳健司(本学教授)、土屋貴哉(本学准教授)
【レセプション】 平成29年2月4日(土) 18:30〜20:00
【ツアーガイド】 作品解説ツアー/平成29年2月12日(日)14:00〜15:00/申込不要


《招聘作家プロフィール》

tomii_work.jpg木村崇人(きむら・たかひと)
1971 年愛知県生まれ/山梨県在住。東京藝術大学大学院博士課程修了。「地球と遊ぶ」をテーマに、 目に見えない地球の力を視覚化し、実際に体で感じることができる体験型作品作りやワークショップ を行う。代表作に、木もれ陽の原理を利用して星型の光を降らせる「木もれ陽プロジェクト」、特製メ ガネを通して巨人の視覚を体験できる「ガリバーシリーズ」等。「越後妻有アートトリエンナーレ」「瀬 戸内国際芸術祭」「あいちトリエンナーレ」等の大型美術展への参加ほか、個展、グループ展多数。 http://www.takahitokimura.com

冨井大裕(とみい・もとひろ)
1973 年新潟県生まれ。既製品に最小限の手を加えることでそれらを固定された意味から解放し、色や形をそなえた造形要素として「彫刻」の新たな可能性を模索する。近年の展覧会に「引込線 2015」 (旧所沢市立第 2 学校給食センター、埼玉)「アーティスト・ファイル 2015」(国立新美術館、東京)他 多数。2008 年よりアーカススタジオにて作品が朽ちるまで続く実験的な個展「企画展=収蔵展」を開 催、Twitter にて毎日発表される「今日の彫刻」などと併せ、既存の展示空間や制度を批評的に考察す る活動でも注目を集める。 http://tomiimotohiro.com/