学部紹介

~新しい芸術系学部の開設~「芸術で地域を拓き、芸術で世界を拓く」

現在、「地方創生」ということが声高に言われます。地方創生が目指すのは、人口減少、超高齢化、景気低迷などの地方が抱える問題を克服し、地方の活力を取り戻すということです。また、国は地方創生とともに、文化芸術立国の実現を大きくうたっています(平成23年 文化芸術に関する基本的な方針など)。それは、文化芸術活動によって国の産業、観光等を盛んにすることや、芸術によって人々の生活の質を上げることを目指す動きです。

このような時代の動きのなかで、佐賀大学芸術地域デザイン学部は、佐賀大学の歴史と伝統、人的資源・物的資源を結集させ、佐賀県、北部九州地方を主なフィールドとして、地域の課題に向き合い、芸術によって地方・地域創生を果たす人材養成を目標にして、平成28年4月に誕生します。本学部で学ぶ地域創生の手法・知識は、佐賀県、北部九州地方のみならず、日本全国、そして国外においても応用することができる地域創生力となるはずです。

芸術地域デザイン学部と文化教育学部のつながり

芸術地域デザイン学部と文化教育学部のつながり

芸術地域デザイン学部は、文化教育学部の美術・工芸課程が拡大発展するだけではなく、国際文化課程と人間環境課程の領域も一部含んだ学部となります。

教育学部

芸術地域デザイン学部の特徴-芸術表現と地域デザイン

芸術地域デザイン学部の特徴は、芸術創造(表現)のための知識や技能を教え、地域創生に貢献する人材の養成を行うのみならず、芸術を総合的にマネジメントし、プロデュースすることができる人材・芸術の手法で地域創生に貢献できる人材の養成を行う点にあります。

総合大学の強みを活かした芸術地域デザイン学部

芸術地域デザイン学部のもう一つの大きな特徴は総合大学にある芸術系学部であることです。すなわち、芸術の理論・技能はもちろんのこと、経済・経営、自然科学、工学などの分野領域から芸術を勉強することができます。このような独自の教育を行うために、本学部には芸術表現や芸術理論の教員のみならず、博物館学、マーケティング、セラミック工学、美術資料保存論などを専門とする教員を配置します。また、考古学、都市地理学、都市デザイン、地域史・国際関係学、異文化コミュニケーション等を専門とする教員もそれぞれの学問分野から教育・研究を行うことにより、学生たちの幅広い視野と知見を培います。さらに、全学的な協力体制も構築し、他の学部(教育、経済、医、理工、農)や佐賀大学美術館等で開講されるさまざまな分野領域の科目を履修することも可能です。このような教育内容によって、芸術を社会活動、経済活動、そして実際の生活の中で有効的に機能させる手法を身につけ、さまざまな職業に対応できる力を身につけます。

主な学部共通科目

  • 地域デザイン基礎(デザイン、マネジメント、フィールドワーク)
  • 芸術表現基礎(絵画、彫刻、工芸)
  • デザイン発想論
  • デジタル表現基礎
  • 職業キャリア論
  • 有田キャンパスプロジェクト
  • 地域創生フィールドワーク
  • 国内外芸術研修 他

Q&A

佐賀大学における美術・工芸教室の変遷